2015年10月25日日曜日

お茶の花

東京の西のはずれ

先月のことですが
天気が良いので散歩をしていたら
工場跡のような場所に
お茶の木の垣根があって

近づいたら
可愛らしい花が
こぼれそうに咲いていました

下を向いて
恥ずかしげに咲いている

まん丸の白い蕾も可愛らしい


昔は
垣根にお茶を植えている家が
たくさんあったそうですね
周りの人やお客様にも
何度か聞いたことがあります
そのうちのお一人が
今も茶摘みをしてお茶にして
飲んでいるとおっしゃっていました

いいですねーと言ったら

良くない良くない!
大変なのよ!大仕事だもの
でもね、美味しいのよ、と

へええ自家栽培のお茶…
美味しいんですか
気になりますねえ

そういえば
子供のころわけもわからず
黄緑色のやわらかい新しい
葉っぱを摘んできてねと
親戚の家に行ったときに
言われたことがあった

広いおうちを囲む垣根は長く続き
子供たちは張り切って
おのおの託されたバケツやザルに
競うようにたくさん摘んで帰った
なんだか嬉しくて
なぜか誇らしげだった

もっとわけのわからない
小さい子たちは
青い固い葉っぱをむしっていた
もちろん、使い物にはならなかった

その後はどうなったんだろう?
大人たちだけで飲んだのかな
ずっちーな

今わたしは
こんな仕事をしているのに
なんだかもったいない
おぼろげな記憶、です

植えてみようかな・・・

葉々屋 042-575-1488

申し訳ございませんが
しばらくの間スコーン仕込みのため
17:00閉店させていただきます